国語の勉強方法~ご家庭でのサポート~

中学生の国語
教室長 尾崎
教室長 尾崎

こんにちは!津山東教室の尾崎です。今日も元気にブログ更新します!!

今日は【国語の勉強方法】についてお話しします。ご家庭でできるサポートにも触れていきます。

国語は全ての教科の土台となる教科でありながら、成績の伸ばし方が分かりづらい科目でもあります。「読書していれば大丈夫」「センスの問題」と思われがちですが、実は正しい方法と家庭でのサポートで確実に力を伸ばすことができるのです。


なぜ国語が大切なのか?

まずはじめに、「なぜ国語がそんなに大切なのか?」を再確認しておきましょう。

  • 全教科の基盤:数学の文章題、理科の実験説明、社会の資料読み取り、英語の長文読解。すべてに国語力が関わっています。
  • 思考力と表現力を養う:国語は単なる暗記科目ではなく、「考える力」「伝える力」を養う教科です。これは社会に出ても重要なスキルです。
  • 入試で差がつきやすい:入試では長文読解が必須で、点数の差が大きく出ます。しっかりとした読解力は確かな得点力になります。

つまり、国語力を伸ばすことは、全体的な学力向上や将来の社会生活にも大きく影響するのです。


よくある保護者の悩み

  • 「うちの子、本を読まないんです」
  • 「国語はセンスだから仕方ないと諦めている」
  • 「国語の点数が安定しない」

このような悩みを抱えるご家庭は多いです。しかし大丈夫です。国語は「センス」ではなく、「技術」であり「習慣」で伸ばせます。


ご家庭でできる!中学生の国語力を伸ばす7つの方法

① 読書は“量”より“質”を意識する

「とにかく本をたくさん読ませたい」という親心はよく分かります。しかし、単にページをめくるだけの“ながら読み”では、読解力は身につきません。

◎おすすめの取り組み:

  • 本を読んだ後に「どんな話だった?」「主人公の気持ちは?」など、会話で確認してみましょう。
  • 感想を口頭ででもいいので、自分の言葉で語らせることで、理解度が分かります。

② 新聞・ニュースに触れる

最近はテレビよりもスマホで情報を得る子どもが増えていますが、新聞やニュースサイトなど、活字の情報に触れることは非常に有効です。

◎おすすめの取り組み:

  • 家庭で新聞を広げる習慣をつける
  • 時事的な話題について「どう思う?」と意見交換をする
  • 親子でニュースについて短い意見文を書くのも効果的です

③ 記述問題に取り組む習慣を

読解問題では、「記号で選ぶ問題」はなんとなくでも解けてしまいますが、「記述問題」こそが国語力の真の力を問う問題です。

◎おすすめの取り組み:

  • 学校のワークや問題集で記述問題を優先して取り組む
  • 書いた解答に対して「なぜそう考えたのか?」を親子で話す
  • 答えが合っているかだけでなく、理由や表現にも注目しましょう

④ 言葉の知識(語彙力)を日常的に増やす

語彙力がある子は、文章を正確に読み取り、自分の意見も明確に表現できます。

◎おすすめの取り組み:

  • 毎日1語、難しい言葉を一緒に覚える
  • ことわざ・慣用句・四字熟語など、楽しくクイズ形式で学ぶ
  • わからない言葉は辞書で調べる習慣をつける

⑤「読む力」を分解して教える

読解力とは一言でいっても、実はさまざまな力の総合体です。

  • 登場人物の気持ちを読み取る「感情理解力」
  • 段落の構成を理解する「論理力」
  • 指示語や接続語の意味を追う「文脈把握力」

◎おすすめの取り組み:

  • 文章を読むときに「この“それ”って何を指してる?」と質問してみましょう。
  • 段落ごとに「何について書いてある?」と整理する練習を。
  • 説明文・物語文の読解方法は異なることも教えてあげると◎。

⑥ 作文・日記を書く習慣をつける

書く力は読む力と密接につながっています。文を書く習慣をつけると、表現力と構成力が育ちます

◎おすすめの取り組み:

  • 週に1回でもいいので、日記や簡単な作文を
  • 書いた内容に対して「面白いね」「ここ、もっと詳しく聞きたいな」と肯定的なコメントを
  • 書くことに自信を持たせましょう

⑦「国語が好きになる」環境をつくる

勉強のスタートは「嫌いじゃないこと」です。無理に難しい問題をさせるよりも、まずは「国語って面白い」と思わせる工夫が大切です。

◎おすすめの取り組み:

  • 親子で言葉遊び(しりとり、回文、俳句づくり)
  • 好きな作家やジャンルを見つけてあげる
  • 学校や塾の成果を見て褒めてあげる

保護者としてできる一番のサポートとは?

それは「一緒に考えてあげること」です。

国語は「答えが一つではない」問題が多く、子ども自身が不安を感じやすい科目です。そんなとき、保護者の「なるほど」「それはいい考え方だね」という一言が大きな支えになります。

「間違ってる!」ではなく、「どうしてそう思ったの?」という問いかけが、国語力の根を育てるのです。


最後に:点数だけに振り回されないで

中学生になると、成績が気になり、つい点数に一喜一憂してしまいます。しかし、国語の力は短期間では測れない「じわじわ育つ力」です。

すぐに結果が出なくても、続けていけば必ず実を結びます。

お子さまの可能性を信じて、焦らずに、一緒に歩んでいきましょう。


読解力は人生を切り拓く力。
お子さまの未来に、確かな土台を――。
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