進学前に最低限必要な3つのこと

勉強法

この時期は塾屋の最盛期。受験、春期講習、新年度の準備と一番忙しい時期です。
そして体調を崩しやすい時期でもあります。
私は基本的に体だけは頑丈ですが、毎年この時期になるとちょっと体調を崩し気味です。

4月から始まる新生活。中学や高校など、あたらしいステージへと進学する方も多いですよね。
特に、中学校に進む方にお話ししておきたいことがあるので久しぶりに更新します。
いや本当はもっと頻繁に更新しなければいけませんよね、ハイ。

タイトルに書いた「進学前に最低限必要な3つのこと」です。
あらかじめ断ってきますが、主観です。
エビデンスがあるわけではありませんが、講師をは始めて30年を過ぎ、やっぱりそうよなー、と日々痛感していることです。

① 分数をマスターせよ

小学校で算数が苦手な方が、中学校で数学が得意になることはほぼないと思います。

今の小学校では、+-×÷の四則計算だけでなく、xを使った方程式も扱っています。
親世代の我々の時は、中学校に入ると英語を勉強するんだぞ! 数学なんかxとかyとか使っちゃうんだぞ!と繰り返し聞かされ、進学に対するあこがれのようなものがあったものですが、今はそれもないんですよね。

算数が苦手な子の多くに共通するのは、分数が苦手ということです。
特に通分。分数の足し算引き算をするのに通分は欠かせません。
掛け算割り算で使う約分はできても、通分となると苦手、という子が多いようです。

そもそも分数ってなんなのか、その概念が難しいんですよね。ナニモノなのかがよくわかっていない子が多い。分数=割り算という認識がない中学生も中にはいますからね。
小学校の先生は多忙で、複数教科を教えなければならず、児童の人数も多い。子どもたち全員の成績アップを望む方が酷というもんです。
だからこそ、手っ取り早く、その場しのぎでもいいからとりあえず目の前の山を乗り越えてもらうための手段が要る。その最たるものが速さの計算で使わされる「みはじ」です。

速さの計算の本質を身に着けることなく、とりあえずこれに当てはめれば(小学校のテストレベルなら)問題が解ける、方程式を教える必要もない。手軽です。
手軽ですが、本質を抑えない限り、いつまでたってもレベルアップしない。だから僕は、中学生には絶対に使うなと言っています。
この「みはじ」は、方程式を教えていない小学生でも速さの問題が解けるようにするための「しゃあなし」のテクニックなんですね。とある塾のブログで「武器を持っていない人に仮に支給された竹の棒みたいなもの」と紹介していました。さすが。例えがうまい。
みなさんは竹やりで戦車に挑むようなことはしてほしくないと思います。

そういえば、邑久小の(一部の?)先生は計算させるときに電卓を使わせているようですね。
賛否両論あるようですが、少なくとも小学生のうちはダメでしょう、、、と思います。
ひっ算もまともにできない。なんならノートを使う習慣すらない。こういう子たちが本当に増えています。

話を戻しましょう。分数は一日も早くマスターしておくべきです。
そのためには九九が身についている必要があります。
九九、ひっ算、分数の計算ができていない子は、中1数学のスタートでつまずいてそのまま浮上することなく数学の世界を潜水し続ける可能性があります。

② 左手とノートを使え

今の子どもたちの多くは、利き手じゃない方の手を使いません。勉強中も食事中も。
スマホの影響なんでしょうかね? 今の子どもたちはスマホを右手(利き手)で持ちますよね。
親世代は左手で受話器を持ち、右手でダイヤルもしくはボタンをプッシュする必要があったので、今でもスマホは左手で持つ人が多いと思いますが。
あとは、うるさく言わない大人が増えたということなんでしょうか。
姿勢が悪い、左手で茶碗を持て、箸の持ち方鉛筆の持ち方を直せ。
そういう指導をする(される)機会がないんでしょう。

念のため申し上げますが、これは個性ではありませんよ。
左手を使わない、鉛筆や箸の持ち方がおかしいのは間違いなく悪癖です。
大人になって、素敵な恋人候補ができた時に、その人がひどいお箸の持ち方をして、姿勢が悪くて、きったない食べ方をしていたら嫌ですよね。。。

左手が机の下にあると姿勢が崩れます。
姿勢が崩れると血流が悪くなります。
血流が悪くなると脳が酸欠になります。
能が酸欠になると眠くなります。
また姿勢が悪いと疲れやすくなります。
鉛筆の持ち方が悪いと手が疲れやすくなります。

これらはすべて、長時間の勉強に耐えられない原因となります。

これはね、本当に直してあげてほしいと思います。痛切に。
我々も、同じ姿勢でスマホとかパソコンとかいじってると疲れますよね。
疲れたら背筋を伸ばして伸びをしますよね。

成績が悪いだけなら何とか(なんとでも)なります。
ですが姿勢やら持ち方やらは、後になればなるほど直すのが難しくなります。
これを読んでいる親御さん、ぜひお子様を矯正してあげてください。

そうそう、そういえば邑久教室では椅子を変えました。姿勢をよくする椅子に。
それだけで何か少しでも良い方に変われば御の字です。

③ 英語は読んで書け

これも学校英語の弊害です。
中学校では会話寄りの英語教育になり、小学校では英語を「活用」する指導が中心。
だから聞いたり読んだり歌ったり遊んだり、そういうのが多いようです。

とんでもない間違いです。

幼児ならまだしも、小学生中学生ですよ。
英語の基礎を作って、これからたくさん学んでもらわないといけないのに
学び方の基本を教えていないんですから。もはや悪です。

「音」が大切なのは賛成です。読んだり聞いたり歌ったり、これはとても大切なことです。
ただ、それと同時に書いて覚えることも大切です。
書かないと覚えられませんから。

ある程度、中学生の後半から高校生くらいで、英語がそこそこできます、という人であれば
単語を何十回も書いて練習なんてしなくても大丈夫になります。英語という言語のベースが頭に入っていれば、です。

子どもが言葉を覚えるときは、音から入りますね。
大人の真似をして話せるようになる→小学校に入って少しずつ書く練習をする
これを目指してるんでしょうかね、政府は。学校は。
とんでもないですよ。これができるのは赤子の脳だけです。

スピードラーニングという会社がありましたよね。
聞き流すだけで英語がペラペラ話せるようになる、というやつ。
ものすごい量のCMを流していましたが、あっという間に消えていきましたよね。
聞き流すだけで話せるようになるなら、洋楽や洋画でペラペラになれます。
あのシステムは、英語中級以上の方なら良いんです。そうでなければ無意味です。

英語学習の初期は、聞いて、瞬時に言える(英→日/日→英ともに)という状態にして、単語(スペリング)を書いて覚え、文法を学ぶ、というステップが必要です。
特に語句の暗記は、授業で扱いづらいんですよね。先生たちもどうやったらよいかわからない。だから何も言わない。「テストするからね」といって子どもたちに放り投げる。

子どもたちは覚え方を習っていないから勉強のしようがない。
とりあえず書いてみる。それもローマ字読みで、3回ずつくらい。
それでやったつもり、勉強したつもりになっている。
で、「勉強したのに点が取れない」なんて言い出す。

もう悪循環すぎてかわいそうでなりません。

英語学習の初期は、フォニックスは重要です。アルファベットがどう並ぶとどう読むのか、という勉強です。
毎年中1の授業はここから始めますが、「A」は「エー」じゃないからね、というと100%全員が驚きます。
日本の英語教育というのはそんな状態なんです。
話せなくてもいいんです、今のことろは。受験にはスピーキングのテストがないので。
だけど、正しい音を知っておくと、リスニングもでき、発音からスペリングが想像でき、知らない単語でも読める、という状態になります。さらには長文読解問題も早く解けるようになります。
正しい音で学ばなかったら、これら全部別のものとして1から勉強しなければなりません。あー大変!

塾をお考えの皆さんは、英語はよく見極めてくださいね。
成績の伸ばし方を知っているか、先生は毎回固定されているか、勉強法の指導はあるか、新しい情報は持っているか、時代の流れに置いていかれていないか。チェックしてほしい点はたくさんあります。
近いから、安いから、友達が行っているから。それも重要ですが、それだけで選ぶと後悔するかもしれません。

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