学校の提出物が減ったことによる影響

勉強習慣

〜保護者としてできること、塾として伝えたいこと〜

教室長 尾崎
教室長 尾崎

こんにちは!津山東教室教室長の尾崎です。今日も元気にブログ更新します!!庭でとれた柚子を使って酢の物を作ってもらったら、とてもおいしくて感動しました!津山東中は期末テスト週間です。今日は学校の提出物が減ったことによる影響と保護者の方ができることについてお話しします。

「最近、学校からの提出物が減った気がする…」 そんな声を保護者の方から聞くことが増えました。かつては、毎週のようにプリントやワークなどが家庭に持ち帰られ、「これを出さなきゃ」と子どもが机に向かう姿がありました。

しかし今、学校現場では働き方改革やICT導入、評価方法の見直しなどを背景に、提出物の量が減少しています。これは一見、子どもにとって「負担が減った」ように見えますが、実はその裏側で、学びの質や家庭との関係に静かな変化が起きているのです。

今回は、塾という立場から、そして保護者の皆さんと日々向き合う教育者として、「提出物が減ったことの影響」と「保護者としてできること」について、じっくりと考えてみたいと思います。

第1章:提出物が果たしていた役割とは?

提出物は、単なる「課題」ではありません。子どもたちの学びを支える、いくつもの役割を担っていました。

1.1 学習の定着と振り返り

授業で学んだことを、提出物という形で「自分の言葉で整理する」ことは、知識の定着に欠かせないプロセスです。ノートまとめやワークは、復習の機会であり、教師が理解度を確認する手段でもありました。

1.2 自己管理力の育成

「いつまでに」「どのように」提出するかを考えることは、時間管理や計画性を育てる訓練でもありました。これは、社会に出てからも必要な力です。

1.3 家庭との接点

提出物は、家庭での学習状況を知る手がかりでもありました。保護者が子どもの取り組みを見守り、声をかけるきっかけにもなっていたのです。

第2章:提出物が減ったことで見えてきた「影」

提出物が減ったことで、子どもたちの学びや家庭との関係にどんな影響が出ているのでしょうか?

2.1 学習の「見える化」が難しくなる

提出物が少ないと、子どもがどこでつまずいているのか、保護者も教師も把握しづらくなります。特に中学生になると、親が学習内容に直接関わる機会が減るため、「気づいたら成績が下がっていた」というケースもあるかもしれません。

2.2 自己管理力の育成が遅れる

提出物がない=締切がない、という状態は、子どもにとっては一見「楽」ですが、実は「自分で管理する力」を育てる機会を失っているとも言えます。高校や社会に出たときに、急に求められて戸惑うことも。

2.3 学校と家庭の距離が広がる

提出物が少ないと、学校からのフィードバックも減ります。保護者が「今、何を学んでいるのか」「どこで困っているのか」を知る手段が限られ、子どもとの会話も「テストの点数」だけになりがちです。

第3章:保護者としてできる4つのサポート

提出物が減った今、保護者にできることは何でしょうか?5つのアプローチをご紹介します。

3.1 「提出物の代わり」を家庭でつくる

たとえば、週に1回「学びのふりかえりノート」を書かせてみる。今日の授業で印象に残ったこと、わからなかったこと、次にやりたいことなど、自由に書かせるだけでも、学びが深まります。

3.2 小さな締切を一緒に決める

「今週中にこのページまで終わらせよう」「金曜日までにこの問題を解こう」など、家庭内で小さな締切を設けることで、提出物の代替となる「締切意識」を育てることができます。

3.3 「出す」ことの意味を言葉にする

「提出するって、先生に見せるだけじゃないんだよ。自分の学びを整理して、次につなげるためなんだよ」と、提出の意味を丁寧に伝えることで、子ども自身の意識も変わっていきます。

3.4「出せたこと」をしっかり認める

たとえ小さな課題でも、「ちゃんと出せたね」「自分で計画してえらいね」と声をかけることで、子どもは「出すこと=自分の成長」と感じられるようになります。

第4章:塾の現場から見えた「変化」と「希望」

私たちの塾でも、提出物が減ったことで「学習の見える化」が難しくなったと感じる場面が増えました。けれども、同時に「自分で学びを管理する力」を育てるチャンスでもあると捉えています。

ある中学生の男の子は、学校の提出物が少なくなったことで、最初は「楽になった」と喜んでいました。しかし、「大丈夫なのか、とても不安だ」と戸惑っていました。

塾では「出さないでいいからしなくてよい」ではなく、「テストに向けてこれを使って勉強するんだよ」と学校のワーク・プリントに取り組ませています。

第5章:提出物がなくても、育てられるもの

提出物が減った今だからこそ、保護者ができることはたくさんあります。大切なのは、「提出物があるかないか」ではなく、「子どもが自分の学びをどう捉えているか」に目を向けること。

そして、子どもが「出すこと」の意味を理解し、自分の学びに責任を持てるようになるために、私たちがそっと背中を押してあげること。

提出物が減ったこの時代に、私たちの関わり方もまた、静かに進化していくのかもしれません。

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