
こんにちは!教室長の尾崎です!今日も元気にブログ更新します!!昨日は久々に日曜日のお休みでした。満州楼にランチに行ってきました(^^♪
明日・明後日は岡山県公立高校一般入試です。塾生全員、いつも通り力が出せますように祈ります。
「うちの子、やればできるのに…」 塾の面談や保護者会で、何度となく耳にする言葉です。 この言葉には、親としての愛情と期待、そしてもどかしさが詰まっています。
「本気を出せば、もっとできるはず」 「なぜやらないのか、わからない」 「やる気さえ出せば、きっと伸びるのに」
でも、実はこの言葉には、子どもを追い詰めてしまう落とし穴が潜んでいることもあるのです。 今回は、教育熱心な保護者の皆さまに向けて、この言葉の背景にある心理と、子どもとの関わり方について、じっくりと考えてみたいと思います。
第1章:「やればできるのに」とは、どんな言葉?
この言葉を口にする保護者の多くは、子どもの可能性を信じています。 実際に、過去に良い成績を取ったことがあったり、地頭の良さを感じたり、 「この子はもっとできるはず」と思うからこそ、出てくる言葉です。
でも、子どもにとってはどう聞こえているのでしょうか?
- 「やってないと思われてる」
- 「今の自分じゃダメなんだ」
- 「もっと頑張らなきゃいけないのに、できない自分はダメだ」
つまり、「やればできるのに」は、 励ましのつもりが、無意識の否定やプレッシャーになってしまうことがあるのです。
第2章:「やればできるのに」が生まれる背景
この言葉が出てくる背景には、いくつかの要因があります。
1. 親の「不安」
- 成績が下がった
- 周りの子と比べてしまう
- 受験が近づいてきた
親としては当然の感情です。 でも、その不安が「もっと頑張ってほしい」という形で子どもに向かうと、 子どもは「自分は期待に応えられていない」と感じてしまいます。
2. 子どもの「見えない努力」
- 実は頑張っているけれど、結果が出ない
- 自分なりに工夫しているが、うまくいかない
- 周囲にうまく伝えられない
子どもは、まだ「努力を見せる」ことが得意ではありません。 だからこそ、親の「見えない努力を信じる力」が必要なのです。
3. 親の「成功体験」
- 自分が中学生の頃はもっと頑張っていた
- あの子はできているのに、なぜうちの子は…
つい、自分の経験や他の子と比べてしまうこともあります。 でも、子どもは一人ひとり違う存在。 「その子のペース」を大切にすることが、成長の鍵になります。
第3章:「やればできるのに」の本当の意味
では、「やればできるのに」と言いたくなるとき、 親は本当はどんな気持ちを抱えているのでしょうか?
- この子の可能性を信じている
- もっと楽に生きてほしいと思っている
- 将来、困らないようにしてあげたい
つまり、根底にあるのは「愛」です。 だからこそ、その愛が「伝わる形」で届けられるように、 言葉の選び方や関わり方を少しだけ見直してみましょう。
第4章:親ができる5つのアプローチ
1. 「やる気」より「仕組み」を整える
やる気は、感情です。 感情は波があり、持続しません。 だからこそ、やる気に頼らず、「やれる環境」を整えることが大切です。
- 勉強する時間と場所を決める
- スマホやゲームのルールを一緒に決める
- 小さな目標を立てて、達成感を積み重ねる
「やる気が出たらやる」ではなく、 「やる気がなくても、やれる仕組み」をつくることが、継続のカギです。
2. 「できたこと」に目を向ける
子どもは、できなかったことばかりを指摘されると、 「どうせ自分はダメだ」と思い込んでしまいます。
- 宿題を出した
- 自分から机に向かった
- 苦手な問題に挑戦した
こうした「小さなできた」を見つけて、言葉にして伝えましょう。 「やればできる」ではなく、「やってるね、えらいね」と。
3. 「なぜやらないの?」ではなく「どうしたらできるかな?」
問いかけの仕方ひとつで、子どもの受け取り方は大きく変わります。
- 「なんでやらないの?」→責められていると感じる
- 「どうしたらやりやすくなるかな?」→一緒に考えてくれていると感じる
子どもが自分で「やってみよう」と思えるような問いかけを意識してみましょう。
4. 「結果」より「プロセス」を大切にする
テストの点数や順位は、あくまで一時的な結果です。 それよりも、「どう取り組んだか」「どこでつまずいたか」に目を向けましょう。
- 「この問題、前より解けるようになったね」
- 「ここ、よく見直してるね」
- 「次はどうやって勉強してみようか?」
プロセスを認めることで、子どもは「努力する意味」を実感できます。
5. 「信じて待つ」勇気を持つ
子どもは、親の期待に応えたいと思っています。 でも、タイミングや方法は人それぞれ。 時には、信じて待つことも大切です。
- 「あなたなら大丈夫」と伝える
- 失敗しても「次があるよ」と支える
- 親自身が焦らず、穏やかに見守る
信じてくれる人がいる——それが、子どもにとって最大の力になります。
第5章:塾と家庭で、子どもを支える
私たち塾も、子どもたちの「やればできる」を「やってみよう」「できた!」に変えるお手伝いをしています。
- 学習の進め方を一緒に考える
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 子どもの性格に合わせた声かけを工夫する
- 保護者と連携し、家庭での関わり方を共有する
「やればできるのに…」と感じたときこそ、 塾と一緒に「どうすればできるか?」を考えていきましょう。
終章:愛を、伝わるかたちで
「うちの子、やればできるのに…」 その言葉の奥にある、親の愛情と信頼。 それを、子どもに「伝わるかたち」で届けることができたら、 きっと子どもは、自分の力を信じて歩き出せるはずです。
子どもは、まだまだ育ちの途中。 今は見えなくても、静かに根を張り、 やがて大きく、しなやかに伸びていく力を秘めています。 その成長の芽を信じて、あたたかく見守ること。 それが、親としてできる最も大切なサポートかもしれません。
保護者の皆さまへ:言葉の力を、味方に
子どもにかける言葉は、まるで水や光のようなものです。 与えすぎても、足りなくても、芽はうまく育ちません。 ちょうどよい量とタイミングで、心に届くように注いであげることが大切です。
「やればできるのに」という言葉を、 こんなふうに言い換えてみるのはいかがでしょうか?
- 「あなたの頑張り、ちゃんと見てるよ」
- 「少しずつでいいから、一緒にやってみよう」
- 「前よりできるようになったね」
- 「困ったら、いつでも相談してね」
- 「あなたのペースで大丈夫だよ」
これらの言葉は、子どもに「安心」と「信頼」を届けます。 そしてその安心感が、やがて「自分でやってみよう」という意欲につながっていくのです。
最後に:親子で育てる「できる力」
「やればできるのに」——この言葉は、 子どもの可能性を信じる親のまなざしから生まれた、愛の言葉です。
でも、その愛が伝わるためには、 子どもの心に寄り添い、耳を傾け、 その子の「今」を受け止めることが必要です。
子どもが「やる気を出す」のを待つのではなく、 「やれる環境」を整え、「やってみよう」と思える関わりを重ねていく。 その積み重ねが、やがて「できる自分」を育てていきます。
私たち塾も、そんな親御さんと手を取り合いながら、 子どもたちの「できる力」を一緒に育てていきたいと願っています。
どうか、焦らず、比べず、 「うちの子らしさ」を信じて、 今日もそっと、あたたかな言葉をかけてあげてください。


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