
こんにちは!教室長の尾崎です!今日も元気にブログ更新します!!
ボールペンの太さは以前は細いのが好みでしたが、老眼のため最近では1.0を愛用しています!生徒のテキストに添削するのもこれ。
さて、今日は「子どものやる気を奪うNGワードと、伸ばす言葉」と題して、ご家庭でできる声掛けの例についてお話しします。
子どもの学力を伸ばすうえで、 「どんな塾に通うか」「どんな教材を使うか」 と同じくらい、いや、それ以上に大切なものがあります。
それが、 家庭での声かけです。
子どもは、親の言葉を 「自分の価値」 「自分の能力」 「自分の未来」 として受け取ります。
だからこそ、 親の何気ない一言が、子どものやる気を大きく左右するのです。尾崎も昔は随分、親に色々言われてやる気をなくしたり、反発したりしました。
教育熱心な保護者ほど、 「もっと伸ばしてあげたい」 「この子には可能性がある」 という強い願いを持っています。 その願いが強いからこそ、 つい厳しい言葉が出たり、焦りが声ににじんだりします。
しかし、声かけの方向を少し変えるだけで、 子どもの表情は変わり、 学習への姿勢が変わり、 結果として学力が大きく伸びていきます。
塾での声掛けや話で「子どもの姿勢が変化した」こともたくさんありますが、一番長い時間子どもと接しているのは「保護者様」です。
この記事では、 ①やる気を奪うNGワード ②やる気を伸ばす言葉 ③声かけを変えるための家庭の習慣 を、心理学・教育学・実際の指導現場の経験を踏まえて、徹底的に深堀りします。
1. 子どものやる気を奪うNGワード
―悪気はなくても、子どもの心を折ってしまう言葉―
- NGワード①「なんでこんなこともできないの」
- NGワード②「〇〇ちゃんはできてるのに」
- NGワード③「早くしなさい」
- NGワード④「ちゃんとやりなさい」
- NGワード⑤「どうせ無理でしょ」
- NGワード⑥「やる気がないならやめなさい」
- 伸ばす言葉①「どこが分からないか一緒に見てみよう」
- 伸ばす言葉②「昨日より少しできるようになったね」
- 伸ばす言葉③「あと何分で終わりそう?」
- 伸ばす言葉④「どうしたらうまくいくと思う?」
- 伸ばす言葉⑤「やってみようと思っただけで素晴らしいよ」
- 伸ばす言葉⑥「ここまでよく頑張ったね。次はどこをやろうか」
- 習慣①「親が“結果よりプロセス”を見る」
- 習慣②「家庭に“学びの空気”をつくる」
- 習慣③「感情的にならないための“距離”をつくる」
- 習慣④「子どもの“できた”を記録する」
NGワード①「なんでこんなこともできないの」
この言葉は、 「あなたは能力が低い」 という烙印として子どもに突き刺さります。
子どもは「できない理由」を説明できません。 大人のように、 「ここが理解できていない」 「この単元の基礎が抜けている」 「集中力が切れている」 と分析する力はまだ弱いのです。
だからこそ、 「なんで?」と聞かれても答えられず、 ただ責められたと感じてしまいます。
●この言葉が生む“3つの悪影響”
- 自己否定が始まる 「自分はダメなんだ」と思い込み、学習意欲が低下する。
- 挑戦を避けるようになる 「また怒られるかも」と思い、難しい問題に手を出さなくなる。
- 親の前でミスを隠すようになる 叱られたくないため、分からないことを言わなくなる。
これは、学力向上にとって最悪の状態です。
NGワード②「〇〇ちゃんはできてるのに」
比較は、 子どもの心を深く傷つける最強のNGワードです。
比較された瞬間、子どもは 「親は自分より他の子を評価している」 と感じます。特に兄弟姉妹と比べるのはNGです。
●比較が生む“長期的な弊害”
- 自信の喪失
- 他者への嫉妬
- 学習への嫌悪
- 親への不信感
- 完璧主義(失敗を極端に恐れる)
特に、「学力差が見えやすい」環境では、 比較の言葉は子どもの心に深く刺さります。
NGワード③「早くしなさい」
この言葉は、 子どもの脳に強いストレスを与える指示です。
「早く」は曖昧で、 どれくらいのスピードが正解なのか分かりません。
焦りはミスを増やし、 ミスは叱責を呼び、 叱責はさらに焦りを生む―― という悪循環に陥ります。
●“早く”が口癖の家庭で起こること
- 子どもが常に焦っている
- 作業が雑になる
- 失敗を恐れて行動が遅くなる
- 親の顔色をうかがうようになる
「早く」は、短期的には動くように見えますが、 長期的には学力を確実に下げます。
NGワード④「ちゃんとやりなさい」
「ちゃんと」は便利な言葉ですが、 子どもにとっては “何をどうすればいいのか分からない指示”です。
曖昧な指示は、 ・達成基準が分からない ・達成しても褒められない ・失敗すると怒られる という不公平感を生みます。
NGワード⑤「どうせ無理でしょ」
これは、 子どもの未来を閉ざす言葉です。
親の言葉は、 子どもにとって「絶対的な評価」です。
「無理」と言われた瞬間、 挑戦する気持ちは完全に消えます。
NGワード⑥「やる気がないならやめなさい」
これは、 「あなたの努力は認めない」 というメッセージになります。
本当にやる気がないわけではなく、 ・疲れている ・分からない ・不安がある ・気持ちが整っていない など、理由は様々です。
やる気がないように見えるときこそ、 声かけの質が問われます。
2. 子どものやる気を伸ばす言葉
―「行動を促す言葉」と「自信を育てる言葉」―
ここからは、NGワードを どう言い換えれば、子どものやる気が伸びるのか を具体的に紹介します。
伸ばす言葉①「どこが分からないか一緒に見てみよう」
子どもは「分からない」を言語化できません。 だからこそ、 「一緒に」 という言葉が大きな安心を生みます。
安心は集中力を生み、 集中力は理解を生み、 理解は自信を生みます。
伸ばす言葉②「昨日より少しできるようになったね」
比較するなら、他人ではなく 「過去の自分」 です。
これは成長を実感させ、 「もっと頑張りたい」という内発的動機を育てます。
伸ばす言葉③「あと何分で終わりそう?」
「早くしなさい」の代わりに、 子ども自身に時間の見通しを持たせる声かけです。
時間管理は学力に直結するスキルであり、 自分で考える習慣を育てます。
伸ばす言葉④「どうしたらうまくいくと思う?」
これは、 思考力・問題解決力を育てる魔法の質問です。
子どもは自分で考えた方法のほうが、 圧倒的に実行しやすくなります。
伸ばす言葉⑤「やってみようと思っただけで素晴らしいよ」
挑戦のハードルを下げる言葉です。
結果ではなく、 挑戦した事実を評価することで、 子どもは安心して次の挑戦に向かえます。
伸ばす言葉⑥「ここまでよく頑張ったね。次はどこをやろうか」
努力を認めつつ、 次の行動につなげる声かけです。
「頑張ったね」で終わると満足してしまいますが、 「次は?」を添えることで、 自然と継続の流れが生まれます。

3. 声かけを変えるための家庭の習慣
―言葉は“環境”から生まれる―
声かけを変えるには、 家庭の環境や習慣を整えることが不可欠です。
習慣①「親が“結果よりプロセス”を見る」
テストの点数だけを見ると、 どうしても叱責が増えます。
しかし、 ・どれだけ集中したか ・どんな工夫をしたか ・どこでつまずいたか ・どう乗り越えようとしたか など、プロセスに目を向けると、 自然と褒めるポイントが増えます。
習慣②「家庭に“学びの空気”をつくる」
子どもだけに勉強を求めると、 不公平感が生まれます。
親が ・読書する ・調べ物をする ・学びの話題を出す など、 学ぶ姿勢を見せるだけで、子どもは自然と学びます。
習慣③「感情的にならないための“距離”をつくる」
イライラしたときは、 すぐに声をかけないほうが良い場合があります。
5分だけ席を外す、 深呼吸する、 水を飲む―― それだけで言葉の質は大きく変わります。
習慣④「子どもの“できた”を記録する」
・できた問題 ・頑張った時間 ・克服した単元 などを記録すると、 親も子も成長を実感できます。
成長が見えると、 声かけは自然と前向きになります。
4. まとめ
―言葉が変われば、子どもは変わる―
子どものやる気は、 才能でも性格でもなく、 日常の言葉によって育ちます。
NGワードは、 親の焦りや不安から出てしまうものです。 しかし、言葉を少し変えるだけで、 子どもは安心し、前向きになり、 学習に向かう姿勢が安定します。
今日からできることは、たった一つ。
「子どもの心が前に進む言葉を選ぶ」こと。
その積み重ねが、 学力だけでなく、 自信・自己肯定感・挑戦する力 を育てていきます。


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