学習習慣を定着させる方法

勉強習慣
尾崎👍
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こんにちは!教室長の尾崎です!今日も元気にブログ更新します!!11月になりました。津山東中は先週体育会が延期の後行われました。今週は文化部の発表週間ですね。

さて、今日は「学習習慣を定着させる方法」と題して保護者のみなさまの心配やお悩みの助けになれればと思って書いていきます。

「やる気がない」のではなく、「仕組みがない」だけかもしれません

「うちの子、勉強する習慣がなかなか身につかなくて……」

保護者面談で最も多くいただく相談の一つです。

塾で長年指導していると、成績についての悩みは実にさまざまですが、その多くの根本には同じ課題があります。

それは、

「勉強の習慣がない」

ということです。

もちろん、習慣さえあればすべて解決するわけではありません。

しかし、習慣がなければどんなに良い教材も、どんなに優秀な先生も、その力を十分に発揮できません。

今回は指導歴28年の中で数多くの子どもたちを見てきた経験から、学習習慣を定着させるために本当に大切なことをお話ししたいと思います。


勉強が続かないのは意志が弱いからではない

保護者の方から、

「うちの子はやる気がなくて……」

という言葉を聞くことがあります。

ですが、私は少し違う見方をしています。

本当にやる気がない子はそれほど多くありません。

むしろ、

  • 勉強しなければいけない
  • 成績を上げたい
  • お母さんに褒められたい
  • 友達に負けたくない

そんな気持ちは大抵の子が持っています。

それでも勉強できない。

これは本人の意志の問題というより、

「どう始めればいいかわからない」 「続け方がわからない」

というケースが圧倒的に多いのです。

大人でも同じです。

運動が健康に良いとわかっていても毎日続けるのは難しい。

読書をしようと思っても三日坊主になる。

子どもたちだけが特別弱いわけではありません。


成績上位の子は特別だから続くのか

答えは違います。

多くの保護者が驚かれるのですが、

成績上位の子ほど最初から優秀だったわけではありません。

私がこれまで見てきた中で、本当に強い子は

「毎日少しずつ積み上げる子」

です。

例えばある中学生のA君。

入塾当初は学年順位で言えば真ん中くらいでした。

しかし彼には一つだけ特徴がありました。

毎日20分でも机に向かう。

疲れていても10分はやる。

部活の日も少しだけやる。

これを徹底したのです。

結果として3年間で学年上位層まで伸びました。

一方、

テスト前だけ5時間勉強する子は思ったほど伸びません。

理由は簡単です。

学力は筋トレと同じだからです。

1日だけ腕立て伏せ300回やるより、毎日20回続けるほうが強くなります。

勉強も同じです。


習慣化で最も大切なのは「量」ではなく「毎日」

学習習慣を定着させるとき、多くの家庭で起こる失敗があります。

最初から高い目標を設定することです。

  • 毎日2時間勉強しなさい
  • ワークを10ページ進めなさい
  • 漢字を50個覚えなさい

これは大人でも続きません。

習慣化の初期段階では、

量より継続

です。

たとえば

  • 漢字1個
  • 計算1ページ
  • 英単語5個

これでも十分です。

重要なのは、

「今日もできた」

という成功体験です。

脳は成功体験を積み重ねることで習慣を形成します。


実際にあったケース

小学校5年生のBさん。

お母さんはとても教育熱心な方でした。

ただ、

「1時間は勉強しなさい」

というルールを作っていました。

ところがBさんは毎日机に向かうこと自体が苦痛になり、宿題すら嫌がるようになりました。

そこで面談で私は提案しました。

「まず10分だけにしましょう」

すると保護者から驚かれました。

「10分でいいんですか?」

と。

結果はどうだったでしょうか。

Bさんは毎日続きました。

続くと不思議なもので、

10分が15分になり、

15分が20分になり、

気がつけば30分以上学習するようになったのです。

習慣ができれば量は後から増やせます。

しかし習慣がない状態で量だけ求めても続きません。


保護者ができる一番効果的なサポート

ここで保護者の方にお伝えしたいことがあります。

それは、

勉強を教えるよりも、勉強する環境を作るほうが大切

ということです。

定期テスト9割を取る生徒のご家庭では

意外と親が勉強を教えていません。

その代わり、

  • 学習時間を決める
  • 勉強場所を整える
  • 頑張りを認める
  • 結果より過程を評価する

こうした関わりをしています。

逆に、

横についてずっと教えている家庭ほど親子関係が悪化することがあります。

特に高学年や中学生になると顕著です。


「勉強しなさい」は本当に必要か

保護者なら誰でも言ったことがある言葉でしょう。

「勉強しなさい」

しかし、この言葉には問題があります。

なぜなら、

何をどう勉強すればいいのかが含まれていないからです。

子どもからすると、

「勉強しなさい」

と言われても、

  • 何を?
  • どれくらい?
  • どこから?

となることが少なくありません。

そこでおすすめなのは、

「英単語10個だけやろう」 「計算プリント1枚やろう」

という具体的な声かけです。

子どもは曖昧な指示より具体的な指示の方が動きやすいのです。


学習習慣がある子の共通点

長年見てきて感じるのは、

習慣のある子は特別な才能があるわけではないということです。

共通するのは次の4つです。

①学習時間が決まっている

夜8時になったら机に向かう。

夕食後に勉強する。

こうしたルーティンがあります。

②勉強する場所が決まっている

毎日同じ場所で勉強します。

習慣化には環境が大きく影響します。

③完璧を求めない

疲れた日は10分でもやります。

ゼロにしません。

④周囲の大人が一喜一憂しない

テスト結果だけで評価されないため、安心して努力を続けられます。


習慣化を妨げる意外な落とし穴

実は教育熱心なご家庭ほど陥りやすいものがあります。

それは、

結果を急ぎすぎること

です。

習慣は植物を育てるのによく似ています。

種をまいた翌日に芽は出ません。

毎日水をやり、

土を整え、

見守ることで少しずつ成長します。

勉強も同じです。

学習習慣が安定するまでには時間がかかります。

しかし定着した習慣は、その後何年も子どもを支えてくれます。


私が保護者面談で必ずお伝えすること

私は面談でよくこうお話しします。

「先に習慣を見ましょう」

成績は結果です。

習慣は原因です。

原因が整えば結果は後からついてきます。

逆に結果ばかり追いかけると、

子どもも親も疲れてしまいます。

毎日10分でも机に向かえた。

昨日より1問多く解けた。

宿題を期限までに終えた。

まずはそこを認めてあげてください。


おわりに

学習習慣は一日で身につくものではありません。

しかし、一度身につけば子どもにとって一生の財産になります。

私はこれまで数え切れないほどの生徒を見てきました。

その中で確信していることがあります。

成績上位の子と平均的な子の差は、才能の差ではありません。

毎日の積み重ねの差です。

そして、その積み重ねを支えているのが学習習慣です。

もし今、お子さまがなかなか勉強しないとしても悲観する必要はありません。

大切なのは、

「たくさんやらせること」

ではなく、

「毎日少しでも続けられる仕組みを作ること」

です。

保護者の皆さまには、その過程にも目を向けていただきたいと思います。

子どもは認められた分だけ成長します。

そして、良い習慣は才能を超えます。

今日の10分が、半年後、1年後の大きな差につながるかもしれません。だからこそ、焦らず、比べず、お子さまの小さな一歩を一緒に喜んであげてください。

その積み重ねが、やがて揺るぎない学力となって返ってきます。

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